子育て と科学的根拠

科学的根拠

2冊の本を読んだ結果、この考えに至りました。
世の中には色々な教育方法が溢れています。
子どもの個性を考えた上で、どれを選べばよいか、僕も分かりません。
ただ言えることは、効果がなさそうな方法は無理して続けない事です。
子育て中の仲間たちの参考になれば、嬉しいいです。

科学的根拠で子育て

この本はどんな本?


人生の本番で役立つ教育について書かれた本

ぺいぺーが学んだこと 


子どもの将来の年収を高めるために科学的根拠がある項目に「スポーツをする」「リーダーになる」「非認知能力を高める」がある。

スポーツをする


小学校〜高校の間にスポーツをする事は良い効果がある。
大学生の場合は、その効果が低くなるケースが報告されている。
女性の方が、スポーツの良い効果が大きい。
週1〜2回のスポーツは、週に30程度テレビやスマホを見る時間を減らす。(時間配分の代償効果)

ぺいぺー
ぺいぺー

スポーツの経験があると就職に有利という研究結果が出ているよ。

カミさん
カミさん

一般的なイメージで、スポーツ経験は就職に有利そうだよね。
それが科学的に証明されていることに、意義があるんだね。

リーダーになる


高校時代、部活のキャプテンだった人は、そうでない人に比べ収入が高くなる傾向がある。
高校時代に部活のキャプテン生徒会長を経験する人の方が、そうでない人に比べ学力が高く、
進学率が高い。(大学院を含む)
リーダーシップの能力は才能ではなく、習得できるスキルであり、経験を多く積むほど能力が高まる。

ぺいぺー
ぺいぺー

子どもの頃の学級委員にも、ちゃんと意味があったんだ。

カミさん
カミさん

リーダーの経験が蓄積して、人生に有利に働くんだね。

非認知能力を高める


非認知能力とは学力テストやIQで測れない能力のこと。
収入に関わる非認知能力には、忍耐力、自制心、やり抜く力 がある。
幼少期に身に着けた非認知能力は、認知能力(学力など)を伸ばす。
幼少期に身に着け認知能力(学力など)が、非認知能力を高めたとの報告はない。
スキルがスキルを生む。
幼少期の教育投資には福利効果がある。

カミさん
カミさん

福利って金融で使い言葉だよね?

ぺいぺー
ぺいぺー

その通り!
頭金が大きいほど、利息の効果が大きくなるよ。
頭金≒身につけたスキル、が優れているほど、その後に身につけるスキルも大きくなるって意味だね。


リーダーシップ、音楽、芸術、好奇心、思いやり等は非認知能力を伸ばす。
親が子どもの教育にかける時間(時間投資)は認知能力も、非認知能力も高める効果がある。
子どもが小さい時ほど、時間投資の効果は有効。
時間投資での効果は、認知能力よりも非認知能力の方が持続しやすい。
お金を教育に使う効果は、子どもの年齢が高いほど出やすい。

ぺいぺー
ぺいぺー

学習塾とかは、幼児期よりも高学年の方が効果が出やすいみたい。
幼児期は、子どもと触れ合う時間を増やしたほうが良さそうだね。

カミさん
カミさん

たくさん子どもと触れ合う時間を作るのね。
共働きでキツイけど、出来る範囲でやろう。
ぺいぺーもスマホで、ゲームばかりしないで子どもと遊んでね!
勉強のコツとかはあるの?

ぺいぺー
ぺいぺー

、、、ごめんなさい。
この本で、勉強のコツが書いてあったから、下記するね。

勉強をするための3つの秘策は、「目標を立てる」「習慣化する」「チームで取り組む」 


「目標を立てる」コツは、コントロールしやすい目標を自分で決める。
(◯◯に合格する!よりも◯◯時間勉強する!の方が目標を達成しやすい)
「習慣化する」コツは、取り掛かるハードルを下げること、繰り返すこと。
「チームで取り組む」コツは、社会的プレッシャーがかかる関係(親しい関係)でチームを組むこと
他人同士のチームは、効果がない。

ぺいぺー
ぺいぺー

この3つの秘策は、勉強以外でも活用できそうだね。
他にも誰かの役に立ちそうな内容があったから、次の項目に書くね。

その他(ぺいぺーの印象に残ったこと)


無理して偏差値の高い大学や高校に行っても、その後の学力や年収に大きな違いはない。
深海魚の話。
井の中の蛙効果についての話。

ぺいぺー
ぺいぺー

受験に成功しても、その後の成績が低迷する事を「深海魚」って言うんだって。
井の中の蛙効果」とは集団の中で優位な位置にいると、自信につながってプラスに働く効果 だって。
多くの人は、現状があまりに過酷だと、モチベーションがあがらないよ。
逆に良い状態がキープできれば、実力以上に発揮出来るんじゃないかな?

カミさん
カミさん

モチベーションは大事だね。

ぺいぺー
ぺいぺー

モチベーションは大事!
次に紹介する本で『自己効力感』の記載に感銘をうけたよ。

科学的に考える子育て

この本はどんな本?


科学的な根拠を用いて、子育ての失敗確率を低めて、成功確率を高める本

ぺいぺーが学んだこと


OECD(経済学協力開発機構)が教育について結論づけた内容は信頼できる
自己効力感は大切
『ほめる』と『叱る』について
ほめるコツ
学校は社会の縮図ではない
経験則は使っていい時と、そうでない時がある
学習性無力感を起こさないコツ
最後までやりきる力、が成功の鍵
その他(ぺいぺーの印象に残ったこと)

カミさん
カミさん

いろいろ書いてあるね。

ぺいぺー
ぺいぺー

僕の文章で伝わるといいな〜

OECD(経済学協力開発機構)が教育について結論づけた内容は信頼できる(内容を下記)

認知能力と非認知能力は、教育が社会的結果を出すために有効である。
子どもが早い時期に非認知能力を育てないと、教育効果には低くなる。
子どもにとっても世の中にとっても、認知能力と非認知能力をバランスよく育てる必要がある。
非認知能力は子どもの将来の成功につながりがあり、なかでも自己効力感、社会性、忍耐力がキーになっている。

カミさん
カミさん

一つ前の本と、内容が被ってるよ。

ぺいぺー
ぺいぺー

理論的に正しくて、オススメ出来る内容だから、
被るんだよ。

自己効力感は大切


自己効力感とは、「自分はできる」と思う気持ち。
子どもの失敗を責めてばかりいると、子どもの自己効力感は低下する。
子どもを叱るのは、大人の負け。
問題行動を起こす環境や状況を分析して、大人が課題を整理する必要がある。

ぺいぺー
ぺいぺー

行動分析学の基本的にな考え方に、ABC行動分析って言うのがあるだとさ。
それに基づいた内容だよ。
この本で、ここが一番印象に残った。

僕は、自分の子どもの『自己効力感』を高めたい!!

カミさん
カミさん

科学的根拠に基づいた記載なんだね。
なんか、やる気だね。
頑張れ。

『ほめる』と『叱る』について


『ほめる』とは適切な行動を増やすための行為。
『叱る』とは不適切な行動を減らすための行為。
叱ることによる行動変化は少なく、悪影響が多い。
不適切な行動を、適切な行動に置き換えるのが、教育・子育てのコツ。
適切な行動(望ましい行動)を増やすためには、適切にほめる事が必要で、ほめることこそ教育・子育ての成功に結びつく。
子どもの適切な行動を増やせなければ、「ほめている」ことにならない。

ぺいぺー
ぺいぺー

散らかして怒るより、片付けをほめるの方が効果的って事だね。
置き換える行動がある場合は、工夫してほめる

カミさん
カミさん

ほめる』の効果を高める方法はあるの?

ぺいぺー
ぺいぺー

次の項目で語るよ!

ほめるコツ


「即時性」対象となる行動のすぐ後にほめる。
「明示性」相手が分かりやすいようにほめる。
「具体性」良い行動の内容を具体的にほめる。
「多様性」飽きない様に色々な方法でほめる。

ぺいぺー
ぺいぺー

著者曰く、ほめるはタダだが難しい。

学校は社会の縮図ではない


世の中は常に変化している。
教育現場は比較的保守的な環境が多い。
某アニメの学校のシーンを見れば、半世紀前からいかに変化が少ないかが分かる

ぺいぺー
ぺいぺー

本書の内容は、教育現場を批判する意図は無いとの事でした。
勘違いしないでね。
ゆとり教育は学力の低下を指摘されたけど、統計的には不登校の予防になった可能性があるんだとさ。


カミさん
カミさん

実際にこの本を読んでもらった方が、内容がつたわるよ。

経験則は使っていい時と、そうでない時がある


経験則は、生存者バイアスがかかるため、注意が必要。


ぺいぺー
ぺいぺー

「俺の若い時は〜」って言う おじさん、いるよね。
そういう内容の話。


カミさん
カミさん

個別の成功体験があっても、経験の蓄積をしっかり活用しないと、
科学的根拠にはならないね。

学習性無力感を起こさないコツ


学習性無力感とは、「どうせ行動しても無駄だ」と思う感覚。
「挑戦する行動」そのものを評価すると、挑戦することの大切さを学ぶ。
「挑戦した結果のみ」を評価すると、困難なことに挑戦する意欲が低下する。

ぺいぺー
ぺいぺー

挑戦する行動力のある人になるか、リスクを恐れすぎて行動できない人になるか、分岐点だね。
若い時の苦労は買ってでもしろって諺があるけれど、苦労を買いすぎて潰れたら、学習性無力感になるね。

カミさん
カミさん

挑戦する時には、目標設定も大切だよ。

ぺいぺー
ぺいぺー

目標設定のコツについては、さきに紹介した本、著者中室牧子先生の
「科学的根拠で子育て」に記載があったよ。
「勉強するための3つの秘訣」を読んでね。

最後までやりきる力、が成功の鍵


目標に向かって戦略的に物事を進める力、状況の変化に柔軟に対応する力、
2つを合わせて、実行機能という。
実行機能を高める教育に、ハイスコープカリキュラムがある。

ぺいぺー
ぺいぺー

ハイスコープカリキュラムには、色々な内容があるらしい。
本書では、その詳細を割愛してました。

遊びなどを通して、「計画→実行→振り返る」を意識する声かけを繰り返す事でも、
実行機能が身につく。
実行機能を高めると、思春期のトラブルが減る。

ぺいぺー
ぺいぺー

お金がかからないで実践できるなら、試そうと思う。

その他(ぺいぺーの印象に残ったこと)

思春期と脳が育つ順番が、連動している話が面白かった。
子育てを楽しめる状況をつくる。
発達障害は「理解」が大切も勉強になった。

ぺいぺー
ぺいぺー

脳の発達については、本書もいいけど、著者:成田奈緒子先生の「子育てが変わればのうが変わる」もオススメです。

まとめ

科学的根拠に注目して書かれた本を、2冊読みました。
2冊とも非認知能力の重要性について記載していました。
認知能力のみを高めるゴリゴリの教育を、幼児期から行うことには否定的でした。
認知能力と非認知能力の両方を、バランスを意識した教育が良さそうです。
僕は『結論:無駄なことに お金をかけない』で、様子を見ながら子どもと向き合って行こうと思います。
『お金を教育に使う効果は、子どもの年齢が高いほど出やすい』→我が子にとって、どの年齢から始めればよいのか分からないので悩みます。
今後、非認知能力についての本を何冊か読んで、内容を報告したいと思います。

ぺいぺー
ぺいぺー

子育て中の仲間たちの参考になれば、嬉しいいです。


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