結論:PCITは効果あり(ぺいぺーの個人的感想)
PCITの本を1冊読みました。
我が子に記載の一部を試したところ、効果がありました。(CARES)
今後、PCITの書籍を読んだら、記事を充実させていきます。
2025.1.21
1日5分! PCITから学ぶ 0〜3歳の心の育て方
この本はどんな本?
幼児の強い気持ちや感情を、どのようにコントロールすればよいかを考えるための実用書。
PCIT(親子相互交流療法)は問題行動の目立つ子どもと、育児に悩む親のための、半世紀ほど歴史ある治療法だそうです。
第一章に記載の「親が気にする行動の多くは発達的に妥当なもの」は出産前に知りたかった!
ぺいぺーが学んだこと
親は自分の不安や体験を子どもの気持ちに映する。
小さなこどもの言葉と心は、周囲との交流から育つ。
養育者と子どもの間にしっかりしたアタッチメント(愛着)を作る事が大切。
アタッチメントは4タイプあり、アタッチメントの良し悪しは後の人生にも影響する。
ペアレンティングスタイル(親の子育てスタイル)によって、アタッチメントが変化する。
適切なペアレンティングスタイルで、1日5分子どもと遊ぶ事で、適切なアタッチメントに改善する。
1日5分の遊ぶ時のやり方と注意点。(避ける事、やる事)
かんしゃく の対策法。
太文字の所をさらに解説します
アタッチメントの4タイプ
【安定型】は1種類のみで、他は不安定で【3つの型】がある
不安定型も、立て直すことができる。
【安定型】の子どもの特徴
親がいないと不安がり、戻ると喜んで近づく。
不安な時には、親にすがりつく。
このタイプの子を持つ親の特徴は、子どもが泣いたり困っていれば、しっかり対応できている人に多いそうです。
【回避型】(不安定)の子どもの特徴
親がいなくても淡々としていて、戻っても反応が薄い。
このタイプの子を持つ親の特徴は、笑顔やボディタッチが少なめで、子どもの要求を拒否する振る舞いが見られるそうです。
【アンビヴァレント型】(不安定)の子どもの特徴
親にベッタリしている事を好み、親が離れると不安で混乱すし、親が戻ると抱きつきながら叩いたりする。
このタイプの子を持つ親の特徴は、行動に一貫性がなく、子どもの要求に応えるかは気分次第だそうです。
【無秩序型】(不安定)の子どもの特徴
親に怯えたり、他人に近づこうとしたり、一貫性のない行動をとる。
このタイプの子を持つ親の特徴は、子どもが理解できない行動を突然して、怖がらせたり混乱させるそうです。
ペアレンティングスタイルの4つ
子どもに対する温かみ(やさしさ)の強弱と、子どもに対する要求や制限(しつけ)の強弱で、4つのペアレンティングスタイルに分かれる。
リーダーシップのある親の特徴(やさしさ↑しつけ↑)
ルールが分かりやすく納得しやすい。
一貫性がある。
温かみがある。
子どもは将来、自尊心があり、感情のコントロールができて、対人関係スキル等が高くなる傾向があるそうです。
許容的な親の特徴(やさしさ↑しつけ↓)
温かみがある。
ルールが少ない。
リミットが決められない。
子どもは将来、反抗的で挑戦的になりやすく、継続性に欠け、自己中心的で、社会スキルが乏しくなりやすい傾向があるそうです。
独裁的な親の特徴(やさしさ↓しつけ↑)
子どもの要求や希望に応えない。
ルールが厳しい。
要求水準が厳しい。
接する態度が冷たい。
子どもは将来、不安定を感じやすく、自尊心が低く、過剰適応になりやすく、引きこもりがちだが、一時的に学校でよい成績を取ることがあるそうです。
関係欠如的な親の特徴(やさしさ↓しつけ↓)
無責任。
冷たい。
規則がない。
子育てに関与しない。
無関心。
子どもは将来、衝動的にふるまい、感情のコントロールが苦手で、対人関係に混乱し、自傷行為をすることがあるようです。
1日5分の遊ぶ時のやり方と注意点。(避ける事、やる事)
【やり方】
使う玩具は、普段使用しているものでよい。
子どもに遊ぶ時間だよと宣言 → タイマーを5分にセット → 親子で遊ぶ → タイマーの合図で終了
遊びの最中に、避ける事に注意する。
遊びの最中に、やる事に注意する。
避ける事
【命令しない】命令や指示が、多いと子どもが会話を楽しまないため。
【質問しない】子ども中心の遊びをしてもらうため。
【ネガティブなコメントをしない】せめて遊びの最中は否定や批判をしないため。
やる事
【子どもの行動をほめる】自己肯定感を高める。
【子どもの言ったことを繰り返す】子どもが話を聞いてくれたことを実感する。
【子どもの遊びをまねる】子どもの様子を観察しやすくなる。子どもと親がまねしあう事で、よい交流の循環が生まれる。
【子どもの行動を説明する】実況中継するように、子どもの行動を言葉にすると、子どもが自分に注目して、受け入れていると感じ取る。
【子どもとの時間を楽しむ】親自身が楽しむことで、子どもが親子の時間が楽しいものだと感じる様になる。
難しい事は書いてないね。
そうなんだよ。
しかも1日5分でいいんだよ。
新しく教材を買う必要もないから、試してみる価値はあるね。
かんしゃく の対処法
PCITトドラーでオススメの対処が5つあり、頭文字をとって、CARES(ケアズ)と呼ばれている。
外出時のトラブルや、イヤイヤ期での対応が楽になる。
C
【come in】近寄る
子どもが騒いだら、やさしく、おだやかに、子どもの手の届く距離に近寄る
A
【Assist Child】子どもを手助けする
何かできない事があってイライラしている時は、代わりに行動するのではなく、子どもと一緒にするか手助けをする。
子どもを主体に行動させるって事だね。
わが家の上の子はイヤイヤ期で、何でも自分でやろうとしてるね。
R
【Reassure Child】子どもを安心させる
やさしい声かけで、安心させる。
E
【Emotional Validation】感情を言葉にする
子どもは感情表現が未熟。親が言語化することで、感情に意味があることや、親に注目られていることが伝わる。
先日、散歩中のチワワに吠えられて、上の子が固まってたよ。
「犬、怖いねぇ~」って声を掛けたら、笑顔が戻ったよ。
しばらく「犬、怖いねぇ~」を真似してたよ。
犬、怖いねぇ~
S
【Soothe Child】声とタッチでなだめる
スキンシップを取りながら、おだやかに話しかける。
この本を読んだ感想
子育てで、具体的な行動の目安となる良書だよ。
エビデンスはあるの?
統計的なデータは記載されてないよ。
この本の本になっているPCITはエビデンスがあるみたい。
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